自分を磨き、確かな成長を 休校だより 教頭より
休校一週間となりました。
皆さん、どう過ごしているでしょうか。
教室も体育館も音楽室もシンとしています。
正門付近にはつつじの花が生徒を迎えることなく、美しく咲いています。
課題によって学習を進めつつも、言いようのない不安、晴れ晴れしない毎日であることでしょう。
ニュースでは連日の感染者数拡大の様子が流れます。インターハイ中止の衝撃も走りました。
先が見えなくなるような時にこそ、日々の確実な積み重ねを大事にしたいと思います。
4月の学習目標は「目標を立てて学びの一歩を踏み出そう」でした。わずかな登校期間になってしまいましたが、確かな「一歩」が踏み出せたでしょうか。休校期間の一日一日、たくさんでなくてもいい、たとえほんの一歩でも、前に進もうという思いをもって、今やっている学びを確実にしましょう。
本を読むことや新聞やニュースをしっかり聞き留めること、家庭での役割をきちんと果たすこと、勿論、課題プリントの一題一題に誠実に向かうこと。そうした取り組みが、きっと自分を成長させます。次のスタートへ力を蓄えることになります。
寄宿舎では、特定警戒地域にご実家のある寮生など10人ほどが、帰省をせずに、でも元気にすごしています。
人数は少ないですが、起床から消灯まで通常の寄宿舎の流れの中で、規則正しい生活が続けられています。
この休校の期間にあって、生徒の皆さんの心と身体において、自分で自分をしっかり磨くことができますように。
生徒やご家族の皆さんが、感染の危険に見舞われることなく、来るべき登校再開の時を迎えることができますように。
教頭:石村直義
2020年04月27日