桜の花に迎えられ、中学校・高等学校入学式が行われました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、生徒、保護者１名ずつと教員が間隔を空けて着席、礼拝形式の式典も讃美歌の省略や式辞・祝辞の書面配布など、省略・短縮などした形での実施になりました。

大岩校長から各クラス代表が入学許可書を受け取り、晴れて活水生としてのスタートを切りました。


校長式辞：活水の校名に則し、神様の愛を注がれた新入生の皆さんが、自分の人生を仕合わせに、よりよく生きるために、様々な経験を通して自分を磨き、しっかりと学び、この学校で「輝く私」になってください。聖書には「あなた方が私を選んだのではない。私があなた方を選んだ。」と書かれています。皆さんは神様から選ばれた愛された一人一人なのです。ですから、自分を大切にして自分の価値に目覚めるとともに、自分と同じように自分の隣にいる友を大切にしてください。


院長祝辞：2020年度の活水学院の聖句は「平和のきずなで結ばれて霊による一致を保つように努めなさい。（エフェソ4：3）」です。活水学院の創立者であるエリザベス・ラッセル先生は、「私たちは互いに体の一部なのです。（エフェソ4：26）」を行動の指針とし、隣人愛を胸に秘めた女性教育者でした。知識だけに頼るのでなく、祈りの人でもありました。多くの人々が祈り支えて、幾多の困難に耐え、希望を抱き続けた活水140年の歴史でした。苦難の中でこそ希望を見いだせる恵みがあるというのは祈りを知っているからです。「平和のきずなで結ばれて霊による一致」を祈ることは真の恵みです。活水での生活と勉学の上に、神さまからの導きと祝福が豊かにありますように祈ります。

穏やかな春の光の中で、心配されつつも入学式が行えましたことは本当に感謝でした。
保護者１名の式場参加となり、やむなく別室での参加をお願いしました方々、また来校参加を見合わせてくださった方々のご理解とご協力にも感謝いたします。