高校修学旅行 Day-1

2017年2月21日
快晴の中、バス集合時間前に全員集合し、長崎空港へ向かいました。空港の中でも班長を中心に迅速に行動し、添乗員の方の連絡事項を熱心に聴いていました。

離陸時には生徒たちから歓声が上がり本格的に修学旅行が始まったことを実感しました。
機内の機長アナウンスの中で、活水高校へのメッセージがありました。
機長は長崎市ご出身で、「活水高校の皆様にとって良い思い出の修学旅行になりますように」というメッセージに添えて、ご自身のお母様が活水の卒業生であることをアナウンスしてくださいました。神様のご計画のお一つだと感じました。

第五福竜丸展示館では、昨年の本校の平和祈念集会でお話をしてくださった安田和也先生から、第五福竜丸の乗組員たちがどのようにして被爆し、その後の生活のことや、第五福竜丸の船が夢の島に捨てられそうになってしまったところを、全国の心ある人たちが保存運動を展開して、現在のように保存され、毎年多くの方が訪問しているこ

とをお聞きしました。さらに安田先生が今年1月に訪れたアメリカの核実験により被爆したエニウェトク環礁で現在も生活している島民たちの状況についてご報告してくださいました。

第五福竜丸無線長の久保山愛吉さんが死ぬ直前に伝えた「原水爆の被害者は私を最後にしてほしい」のメッセージは、生徒たちの心に確実に伝えられたと思います。

被爆した第五福竜丸を目の当たりにした生徒たちは、本物の持つ力に心を動かされていたと思いました。

生徒たちは安田先生のお話のあと、班ごとの自由見学で、熱心に一つひとつの展示物を見ていました。生徒の一人が安田先生に、「死の灰はどこにありますか?」と直接尋ねていました。

被爆地長崎で学ぶ生徒たちの心の中で平和への思いがさらに強くなったのだと感じました。

「千羽鶴を折りたいです。」、と声をかけてくれる生徒もいました。

被爆地長崎で学ぶ私たちにとって、核兵器がない世界へ向かって「第五福竜丸」が航海し続けていくことを心から願います。

軽井沢プリンスホテルに到着し、マイナス4℃を体験した生徒たちから「寒い」の連呼。

雪は降っていなかったものの、長崎では体験できない寒さに、驚きを感じていました。

温かく美味しい夕食をいただきました。そのあとに全員で夕拝を護ることができました。

大岩教頭先生は「新約聖書テサロニケの信徒への手紙Ⅰ5章18節「どんなことにも感謝しなさい。」とあるように、朝からスムーズに集合出発できたのは、もちろん本人たちの努力もありますが、保護者の方、旅行業者の方々、教職員の誘導、バスの運転手さん、ガイドさんのお支えがあり、第五福竜丸のスタッフの皆様、ホテルのスタッフの皆様がみんなのために一生懸命ご準備してくださって

いるからです。どうぞみなさまへの感謝の気持ちを大切にしましょう。」というメッセージを生徒たちに伝えました。

その後、班長会があり、熱心にメモを取る班長たちの姿に頼もしさを感じました。

お天気に恵まれたなかで、一日目を無事に終了しました。

2017年02月22日
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