６月３０日（金）中学特別行事が行われました。

１時間目はチャペルで、本校卒業生でもあり、被爆３世でもある原田小鈴さんにお話をしていただきました。
原田さんは、おじいさまの山口彊さんから聞いた被爆の体験を中心にお話してくださいました。広島と長崎での二重被爆者である山口さんの体験をもとに作られた紙芝居をスクリーンに映しながらのお話に、生徒たちもじっと聞き入っていました。また、被爆３世として平和のために活動なさっている原田さんご自身の活動もお話してくださり、講演の後に生徒たちが書いた感想には、「私も祖母から原爆の話を聞いたけど、聞いてそのままになっていたので、原田さんのように他の人に伝える努力をしてみようと思った」とありました。

２時間目３時間目は中学３年生が、１年生２年生を学校周辺の被爆遺構へと案内しました。中３の生徒たちは、中１や中２にもわかりやすい説明をするために、また長崎で育った人でも関心を持ってもらえる内容にしようと総合学習の時間を使って、図書館で調べたり、下見に行ったりと準備してきました。暑い中ではありましたが、中１中２も真剣に説明を聞いてくれました。

最後に、平和公園に集合して、中３の宗教委員がお祈りをして学校に帰ってきました。

爆心地から５００ｍの距離にあり、ここで多くの生徒を失った鎮西学院から校地を譲り受けた活水中学校の生徒として、これからもしっかりと平和のバトンをつないでいけるように学んでいきたいと思っています。