“幸せ”になるために学んだことを活用し、他者や社会のために貢献できる女性の育成をめざし、キリスト教を礎としたキャリア教育を軸に特色ある学びを提供しています。毎日の礼拝や宗教行事、心を豊かにする奉仕活動への参加を通して自身の“幸せ”とはなにかを考える場を設けています。他者の視点を知り、傾聴力、共感力を磨く経験を重ねることで、他者や社会のために自分に何ができるのか、とことん向き合います。
活水高等学校は1879年(明治12年)の創立以来、一人ひとりの女性が“幸せ”に生きるための教育に取り組んできました。この間、社会は激変。女性の社会的地位は大きく向上しましたし、さらなる活躍が期待されている現代社会において、主体的にキャリアを描き出す「自律的な選択」が不可欠です。活水女子大学とも連携し、女子校ならではのキャリアデザインを通じて、将来の活躍の場を手繰り寄せ、社会で輝き続ける力をはぐくみます。
総合的な探究の時間【「活ける水」キャリアデザインプログラム】グランドデザイン 活水高等学校【探究への導き】2023『探究への導き』P70−P73(大学新聞社発)よりみなさんが描く夢は自分のためだけのものですか? 活水高等学校 中学校がめざすキャリア教育は、「神は、あなたにしかできない使命を与えています。」というキリスト教の教えをベースにしています。この使命のことを、英語でビジョンと言います。活水では、みなさんと一緒にビジョンを探し、実現に向けて学び合うキャリア教育を準備しています。
Ⅲ年生英語科・普通科総合進学コースでの「総合的な探究の時間」の科目の一つとして、活水の中学・高校・大学のスタッフや外部講師等により講話や体験型授業を行っています。特に、「女性」の視点からの学びに力を入れ、自己の在り方や生き方をしっかりと考えることができる活水の教育の特長を示した授業です。
将来学の年間計画を見るⅡ年生英語科・普通科総合進学コースの科目として、多くの長崎発の文化を主に映像を通して学び、外部社会への発信を目指します。長崎発の様々な文化、なかでも近代日本を作り上げるために必要な欧米文明の輸入におけるオランダ通詞の業績や、本校の歴史も含めて浦上地区が世界的なキリスト教伝道の聖地となった歴史的背景等についてわかりやすく学ぶことができます。
長崎文化学の年間計画を見る本校は、長崎原爆の爆心地からおよそ500メートルに位置しており、かつてこの場所にあった鎮西学院中学校舎でも多くの人々が犠牲になりました。このことから本校では、さまざまな平和への取り組みに力を入れています。「長崎平和学」は、その中でも唯一の正規の科目であり、Ⅱ年生英語科・普通科総合進学コースの生徒たちが核兵器の現状や原爆投下後の世界や長崎の歩みなどについて学んでいます。
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