活水中学校では、「女性に最高の教育を」の教育理念のもと、他者や社会のために貢献し、“幸せ”に生きていくためのスキルアップとして英語教育に力を入れています。活水の英語教育の特長は、毎日の授業の中でとにかく英語を話すこと。1年生では教科書に入る前に、身の回りの物や絵を使って正しい発音を覚え、音と文字のつながりを学ぶことから始めます。
暗唱の個別指導とジャーナル制作、外国人講師とのコミュニケーションを3年間続けることで、英語で考える習慣が身につき、これからの英語教育に求められる「読む・聞く・話す(やりとり・発表)・書く」の技能を総合的に身につけることができます。
活水中学校では、3年間の学びの成果発表の場として、生徒たちに英語弁論大会への参加や英検受験なども奨励しています。高円宮全日本中学校英語弁論大会では、長崎県代表として全国大会の常連でもあり、過去に2度も全国2位を達成しました。
また、毎年1~2名の中学3年生が英検2級に合格しています。
2014、2016年には、活水中学出身の本校生徒が高校生平和大使日本代表としてジュネーブ国連本部に派遣され、軍縮会議の本会議で英語スピーチを担当しました。活水で学ぶ6年間の英語教育は、生徒たちの活躍の場を世界へと広げる一助ともなっています。
NTT docomoと提携しiPadを活用することで、生徒が主体的に活動し、個々に考える力を身につけ、正しい情報を選択する力や、知識を発信することでさらに学習を深めることを期待しています。教科学習だけでなく、教科の枠を越えた横断的な学び、調べ学習やプレゼンテーションでの活用によって、社会の諸問題や、SDGsにもとづく絶対的な正解のない問題について考え、行動できる生徒の育成を目指しています。
新たな学びの実現に向け活水中学校からICT機器を段階的に導入するとともに、eラーニング教材「すらら」を授業や課題で積極的に活用しています。
また、教員間でもマイクロソフトoffice365、ロイロノートスクールなどのICT教材を利用することで授業の質向上、校務効率化を目指しています。
「すらら」は、「国・数・英・理・社」の学習ができるeラーニング教材です。生徒各自の能力に応じた分かりやすいレクチャーが聞け、自分に合った問題が自動的に出題されるなど、いつでも、どこでも、何度でも学び続けることができます。各自の能力やペースに応じた個別学習ができ、取り組んだ成果が学びの証として記録されます。
活水では生徒一人ひとりに寄り添う指導を行うために、「すらら」を積極的に活用し、生徒たちの自ら学ぶ力の育成に努めています。