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活水同窓会 長崎市東山手町3-7
TEL 095-822-7365 FAX 095-825-3295
受付時間 (月曜日~金曜日)10:00~17:00
新学期が始まり、有意義な大学生活をお過ごしのことでしょう。私は同窓会の会長をお引き受けして4年目を迎えます。活水の歴史と共に成長し、大樹になった楠の樹を見上げながら、同窓会事務所に通う風景にもだいぶ慣れてきました。 明治6年(1873)に来日、アメリカメソジスト伝道教会から派遣され伝道活動を始めていた、J.C.デビソン牧師は伝道する中で、女子教育が必要であることを感じ、ミッション本部に女子教育の学校をつくることを進言、エリザベス・ラッセルとJ.М.ギール、2人の女性宣教師が派遣されました。 明治12年(1879)12月11日に長崎に到着。12月1日、官梅能という一人の女生徒から活水が始まりました。その3年後、生徒が40名を超え、校舎が手狭になったので、校舎の新築を計画、現在の校地、東山手に長崎市民が驚嘆したと伝えられる木造2階建ての校舎が建ち、その時に校名が「活水女学校」と名付けられました。丘の上に佇むミッションスクールの始まりです。全国にたくさんミッションスクールはありますが、創立当初から場所、校名が変わってないのは活水が唯一です。 女子教育の黎明期。アメリカの大学のカリュキュラムに則った、高度で最高の教育が始まりました。卒業生が19名になった明治25年(1893)、女性が社会人として活動することが困難だった時代にラッセル先生は、卒業してもお互いが繋がり、助け合うようにと「校友会」を創設されました。それが現在の活水同窓会です。 その当時は殆んど英語による授業で、化学実験室があり、ダンベルを使っての体育授業、人間として一番大切な心の表現を音楽と美術で…。それまの日本ではなかった全人的な女子教育の最先端で牽引してきたのが活水です。今年の年明け早々に、ビックニュースが飛び込んで来ました。短大英文科を卒業された鳥取三津子さんがJALの社長に就任されたことです。Living Water(2023年春夏号)で掲載されている「活水3人娘 日本の翼を支えて」そして、~内に秘めた常に挑戦する思い~と続きます。そのお一人が鳥取さんでした。記載された内容を改めて見直してみますと、①目標に向かって努力を惜しまないこと。②常に進路を見失わないこと。③未来志向で挑戦する気持ちを持ち続けること。④対局を併せもつ(大胆さと細心さ)。スパイスのように目に飛び込んできました。 ラッセル先生が、日本の娘たちへ託された女子教育への熱い想い「活ける水」が綿々と流れ繋がり、背筋が伸び、嬉しいニュースでした。同窓会は大学を卒業しても、研鑽を深めたい人を応援しています。海外留学を希望する卒業生には70万円、国内の大学院へ進学を希望する人には30万円の「ラッセル奨学金」を支給しています。現在は社会に出て行く一歩手前の学びの時です。それは貴重な青春の一ページでもあります。沢山の思い出を作り、有意義な大学生活を過ごされますように願っています。
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会長からのメッセージ
新学期が始まり、有意義な大学生活をお過ごしのことでしょう。私は同窓会の会長をお引き受けして4年目を迎えます。活水の歴史と共に成長し、大樹になった楠の樹を見上げながら、同窓会事務所に通う風景にもだいぶ慣れてきました。
明治6年(1873)に来日、アメリカメソジスト伝道教会から派遣され伝道活動を始めていた、J.C.デビソン牧師は伝道する中で、女子教育が必要であることを感じ、ミッション本部に女子教育の学校をつくることを進言、エリザベス・ラッセルとJ.М.ギール、2人の女性宣教師が派遣されました。
明治12年(1879)12月11日に長崎に到着。12月1日、官梅能という一人の女生徒から活水が始まりました。その3年後、生徒が40名を超え、校舎が手狭になったので、校舎の新築を計画、現在の校地、東山手に長崎市民が驚嘆したと伝えられる木造2階建ての校舎が建ち、その時に校名が「活水女学校」と名付けられました。丘の上に佇むミッションスクールの始まりです。全国にたくさんミッションスクールはありますが、創立当初から場所、校名が変わってないのは活水が唯一です。
女子教育の黎明期。アメリカの大学のカリュキュラムに則った、高度で最高の教育が始まりました。卒業生が19名になった明治25年(1893)、女性が社会人として活動することが困難だった時代にラッセル先生は、卒業してもお互いが繋がり、助け合うようにと「校友会」を創設されました。それが現在の活水同窓会です。
その当時は殆んど英語による授業で、化学実験室があり、ダンベルを使っての体育授業、人間として一番大切な心の表現を音楽と美術で…。それまの日本ではなかった全人的な女子教育の最先端で牽引してきたのが活水です。今年の年明け早々に、ビックニュースが飛び込んで来ました。短大英文科を卒業された鳥取三津子さんがJALの社長に就任されたことです。Living Water(2023年春夏号)で掲載されている「活水3人娘 日本の翼を支えて」そして、~内に秘めた常に挑戦する思い~と続きます。そのお一人が鳥取さんでした。記載された内容を改めて見直してみますと、①目標に向かって努力を惜しまないこと。②常に進路を見失わないこと。③未来志向で挑戦する気持ちを持ち続けること。④対局を併せもつ(大胆さと細心さ)。スパイスのように目に飛び込んできました。
ラッセル先生が、日本の娘たちへ託された女子教育への熱い想い「活ける水」が綿々と流れ繋がり、背筋が伸び、嬉しいニュースでした。同窓会は大学を卒業しても、研鑽を深めたい人を応援しています。海外留学を希望する卒業生には70万円、国内の大学院へ進学を希望する人には30万円の「ラッセル奨学金」を支給しています。現在は社会に出て行く一歩手前の学びの時です。それは貴重な青春の一ページでもあります。沢山の思い出を作り、有意義な大学生活を過ごされますように願っています。