HOME > NEWS一覧 > NEWS詳細

NEWS

2022年12月27日

トピック

学科特別講演会を開催しました(食生活健康学科)

12月17日(土)に、独立行政法人国立病院機構・肥前精神医療センターの上野佳代子先生(栄養管理室長)をお招きし、「管理栄養士として自分らしく働く」というテーマでご講演をいただきました。

上野先生からは、病院管理栄養士の仕事内容やご自身の就職から現在までの話、ご専門とする食物アレルギーの話などについて実体験を交えながらお話しいただきました。また、「自分らしく働く」ための心構えについても、ご自身の経験を踏まえてお話しくださり、学生は大いに刺激を受けていました。

講演後には個別に学生の質問に答える時間をとってくださり、希望者との座談会も実施しました。とても有意義な講演会となり、アンケートにはたくさんのコメントが寄せられました。大変ご多忙な中、講師を引き受けてくださった上野先生に心より感謝を申し上げます。

管理栄養士としての活躍の場は多岐にわたります。「管理栄養士になりたい」という立場から「どのような管理栄養士になりたいか」「管理栄養士としてどのように働きたいか」を考える機会になったことと思います。以下に学生がアンケートに記述したコメントを抜粋して紹介します。

【1年生】
❖まだ将来について深く考えることができておらず、不安を感じることも多いですが、“自分らしく”“楽しく”働くにはどうしたらいいのか、何が自分に向いているのか、そういった観点から考えてみようかなというきっかけになった。
❖今まで管理栄養士になりたくて勉強をしていたけど、具体的な仕事内容はどのようなものなのかについてはっきり分かっていなかったので、視野が広がりすごく勉強になりました。

【2年生】
❖上野先生が得意分野を活かして活動する様子を写真などで見て、管理栄養士としての働き方は幅広くあるんだと視野が広がりました。
❖上野先生のお話を聞いて、もっとたくさんのことを学んでいろいろな選択肢を広げて自分らしさを見つけていきたいと感じました。
❖私は栄養教諭を目指しているのですが、改めてなぜ栄養教諭になりたいかを深く考えるきっかけになりました。
❖大学生になっていろいろなことに挑戦してみたいと思っているけれど、いつも自信がもてなくて避けてしまうことが多かったのですが、上野先生の話を聞いて1回は挑戦してダメだったらまた考えようと思いました。

【3年生】
❖常に疑問を持って仕事に取り組むということが研究や業務改善に繋がると知り、今後、疑問を持ったりものの見方を変えたりして、自分はどのような仕事をしていきたいかを見つけたいと思いました。
❖今回、上野先生の講演を聞くことができたのが、将来のことについて考えはじめていた3年生の時期で良かったと思います。これから自分が何をしたいのかについてよく考えていこうと思いました。
❖病院に対するイメージが変わったというのが今回の講演会で1番強く思ったことです。大変なことや辛いことが数多くあると思いますが、それ以上のやりがいを感じることができるのだと思いました。自分自身の将来について明確な目標はない中ですが、新たな選択肢を見つけることができました。

【4年生】
❖管理栄養士だけで患者さんを支えるのではなく、他職種と意見交換をしたり提案したりして患者さん一人ひとりにあったサポートをしていくことが大切だと感じた。
❖病院管理栄養士として働きたいと思っているので、今回の講演会で業務について詳しく知ることができ、改めて病院管理栄養士のやりがいを感じ、興味を持つことができた。管理栄養士にしかできないことがあるから、管理栄養士になって人々の役に立ちたいと改めて思った。
❖実際に目で見て、患者さんの状態を知ることの大切さを改めて感じました。ラウンドで患者さんの検査データだけでなく、患者さん自身を見ることでより適切な栄養管理ができ、信頼関係を築けるのだと感じた。
❖なにかをするときに受け身になりがちだったので、今日の講演をきっかけに自分から動くようにしていきたいと思いました。最後に「仕事を楽しむ」ということをお話しされていて、来年から社会人になる自分にとってすごく心に響く内容だったので、しっかりと心に留めておきたいと思います。