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学長の挨拶
活水学院は、146年前に、エリザベス・ラッセル先生という、アメリカ人の女性宣教師によって長崎、東山手の外国人居留地の中に建てられました。それ以来、活水女子大学は長崎港を見下ろす東山手の地で、先進的な教育を担ってきました。ラッセル先生は、日本にキリスト教を伝え、日本の女性に教育の機会を作るという信念を持って、周囲の懸念や反対を押し切り、「外国で働くのは若い人の役目」という声を押し切って、43歳で来日し、まったく初めての国で、日本語もわからないまま、到着からわずか一週間後に、一人の生徒を相手に教育を始めました。それから40年、たゆまず東山手の地で女子教育に励んだのです。その間、どれだけの問題や困難に直面したことでしょうか。しかし、ラッセル先生は自分の選んだ道を、喜びを持って歩き通されました。それ以来、活水の卒業生には、「日本で初めて」、「女性として初めて」と言われた方が何人もいます。自分の選んだ道をたゆまずに歩き続け、ラッセル先生の精神を受け継いだ人たちです。そのような先輩たちから習うべきことは、社会に名を残すことではありません。夢を大切にすることです。
小さく見える夢であっても、壮大な夢であっても、どんな夢でも、それを大切にし、夢に向かって努力する学生を全力で支える大学、それが活水女子大学です。すでに自分の夢に向かって歩き始めた人でも、これから夢を探そうとしている人でも、私たちは一人ひとりの夢を大切にすることを心がけています。私たちにとって、小さすぎて目に留まらない夢も、大きすぎて手に負えない夢もありません。私たちは、夢に向かって努力する学生たちを全力で支えます。それは、創設者のラッセル先生が一心にご自身の夢を追いかけることで、活水学院を建てられたことを知っているからです。ここ、活水女子大学から、私たちと一緒に、あなたが夢に向かっての一歩を踏み出すことを期待しています。
活水女子大学 学長
広瀬 訓
活水女子大学 学長
広瀬 訓