2021年11月9日
トピック
第9回活水女子大学エリザベス・ラッセル杯英語スピーチコンテストを開催しました
10月23日(土)、東山手キャンパスにて、第9回活水女子大学エリザベス・ラッセル杯英語スピーチコンテストを開催しました。
スピーチコンテストのテーマは、「グローバル社会の一員として考える」です。本学が参加する国連アカデミック・インパクト(UNAI)の原則にもとづき、探求、意見、演説の自由や教育の機会、国際市民としての意識、平和、持続可能性、異文化間の対話や相互理解などの内容に関するスピーチを募集しました。当初は対面での実施を予定していましたが、新型コロナ感染拡大に伴い、オンラインでのリアルタイム開催に変更しました。
オンラインでの開催は今年が初めてでしたが、出場者の皆様はカメラの向こう側でジェスチャーなども効果的に用いて、質の高いスピーチを披露してくれました。審査員は、ピノ・カトローニ先生(長崎大学)、シャノン・猿渡先生(長崎純心大学)、セルジョ・マツァレリ先生(活水女子大学)が務めました。
第1位を勝ち取ったのは、早稲田大学文学部・文学科社会学コース3年生の脇舛美菜さんです。脇舛さんは高校生の時に、女性の友人から恋人がいると告げられたので、「彼氏はどんな人?」と聞き返したところ、その相手は男性ではなく女性であったという経験をしたそうです。友人の心を深く傷つけてしまった思いから、性的指向・性自認について深く学ぶようになりました。我々は普段の会話で、相手が異性愛者であることを前提にやりとりをしてしまうことが多く、これが性的少数者の気持ちを深く傷つけてしまうことになりかねません。性的少数者が生きやすい社会を作るには、普段の生活でどんなことに気をつけなければならないのかスピーチの中で語っていました。
第2位は、武庫川女子大学文学部英語文化学科3年生の香川友里絵さん、第3位は、津田塾大学学芸学部国際関係学科3年生の藤原美優さんでした。スピーチコンテストに応募してくださった皆様、またご支援いただきました皆様のおかげで、オンラインへの急遽変更にも関わらず、このようなすばらしいコンテストを開催できましたことを、深く感謝いたします。来年度以降も、さらに充実したコンテストを開催できますよう努力して参ります。
■本選出場者とスピーチタイトル (出場順)
名前 | 大学名 | 発表タイトル |
藤原 美優 | 津田塾大学 | Make Decisions for All |
藤原 香織 | 聖心女子大学 | Which is Strange? |
後藤 胡瑠実 | 長崎県立大学 | The Power of Education |
播磨谷 飛翔 | 同志社大学 | Polish Your “Gemstones”, Show Your “Jewels” |
平山 貴美子 | 福岡女学院大学 | Education of Children due to World Poverty |
香川 友里絵 | 武庫川女子大学 | A Package of Life |
小原 櫻子 | 福岡女学院大学 | Education Changes the Future |
野村 ひかり | 活水女子大学 | My Beach Became a Plastic Ocean |
脇舛 美菜 | 早稲田大学 | Truly Diverse Society |
今後とも何とぞご支援、ご教示を賜りますようお願い申し上げます。